日本に帰国をしていた時、普段私の仕事をよく手伝ってくれる日本人学生に電話をする機会があった。

彼に、お土産は何がいいかと尋ねたところ、意外な答えが返ってきた。

寒さが緩んだ!

寒さが緩んだ!

 

 

西洋菓子は一個たべただけで、「もう、いいよ」となる。

西洋菓子は一個たべただけで、「もう、いいよ」となる。

 

「スーパーに売っているビニール袋入りの漉し餡をぜひお願いします。」

 

 

私は、おかし作りに熱をあげるようにもみえない彼が、一体どうやって、この漉し餡を食べるのか興味があった。彼は、ごく当たり前でしょ、という顔をして、

 

「パンに挟んでアンパンにするんっすよ。」

 

これには、脳天に衝撃が走るほど感動をしてしまった。

外国に住んでいると、日本でごく普通に、どこでも食べることのできるのもが案外手に入らない。アンパンはその代表格だといえる。外国に住んでいる日本人の方々の中には、「自分でつくります!」とおっしゃる人も多いかと思うが、私のようなズボラな人間には、この学生の発想にやられてしまった。

そうなると、なぜ私もビニール袋入り、1,5kgのあんこを買ってこなかったのか、とても悔やまれる。。。

 

 

Dr.Oetker 料理用スケール

 

 

今日紹介するのは、1kgまで測ることができるDr.Oetker製の料理用スケール。Dr.Oetker(ドクターオェットカー)といえば、半インスタントのケーキやゼリー(粉類やチョコレートなどがすでに準備されてパックに入っている)などの会社で有名だ。スーパーに行けば、たくさんのDr.Oetkerプロダクトがずらりと並んでいるのを目にすることができる。

 

 

Dr.Oetker 料理用スケール

 

 

Dr.Oetkerは、1891年にDr. August Oetkerが設立した会社で、今では、400ものグループ会社を有する大会社だ。ドイツ国内には、世界的に有名な会社はいくつもあるが、Dr.Oetkerもその一つに数えられている。

このスケールは40年代のもので、ベークライトで作られている。年月が経っているので、グラム表示部分が黄色く変色をして、表示は見えにくくはなっているが、もちろん今でも完全に機能する。

 

 

Dr.Oetker 料理用スケール

受け皿の下部分が欠けてしまっているが、その他の部分には全く損傷もヒビもない、美品だ。

 

 

これと同じ品をたまに見つけることもあるが、たいていは上の白い受け皿がないか、ひどく壊れてしまっている。これも受け皿の下一部が少しだけ割れているが、その他は大変きれいなまま残っている。超美品といえると思う。

 

 

Dr.Oetker 料理用スケール

 

このスケールは形も色も雰囲気も、100%ドイツだ。こんなドイツの顔をしたスケールは、ドイツのケーキ作りに活躍をするべきで、どら焼きとか、破れ饅頭なんてのを作るときはちょっと使えないかもなぁ。