ドイツの子供は、或る日突然に大人になる、ような気がする。

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私は、ドイツ人の子供に詳しいわけでもなんでもないけれど、私の周囲の子供たちを見ていると、とても不思議だ。。彼らは、徐々に大人の階段を上がるのではなく、一足飛びに大人になって、大人より大人びた顔になってしまうような気がしてしまう。

 

9歳くらいまでの女の子は、本当に愛らしくて、子供らしい笑顔と言動で、周りの大人たちを惹きつけてやまない。しかし、10歳を過ぎると、いきなり大人顔負けのメイクをし、一人で大きくなったとばかりに長い髪をかきあげて、風を切って歩くようになる。そうなると、あの可愛らしさはどこへやら。。。

男の子は女の子よりは長く子供らしい時期は続くのだが、こちらも竹の子のようにぐんぐんと背が高くなるや、ズボンをずり下げて肩をゆすって歩くようになる。

子供時代なんて二度と戻ってはくれないのだから、その時期をできるだけ純粋無垢に楽しんでほしいなぁ、と思うのはおばさんのひがみなのだろうか。

 

ドイツの教育は「できる子」を伸ばす教育である。その「できる子」たちには、十分にお金も時間も与えて、伸びるだけ伸ばすようにする。ドイツ人のノーベル賞受賞者が案外に多いのは、こういう教育の賜物なのかもしれない。しかし、現実はほとんどの子供たちはそうそう「できる子」の仲間入りはできない。「九九」も怪しいとか、巷のバーゲンセールで「30%OFF」という看板を見ても、いったいいくら値引きになっているかを計算できない人たちは山ほどいる。

「学びは力」だよ、と教えたい!と思いつつ、カフェに座って、モデルばりに街を闊歩するティーンたちをガラス越しに今日も眺める。。。

 

 

計算機

こちらの計算機はSUMMIRAというドイツメーカーのものだ。Paul G. Müllerという人がボンで1955年に作った会社のようだが、1970年には計算機作りを中止している。日本などの計算機の勢いに負けてしまったのか。。。それでもこの会社は踏ん張って、計算機製作をスパッとやめて、今は裁断などの機械を注文製作する会社へと変貌を遂げている。

時代を読み、新しい流れを感じる感覚は大事だよなぁ、とこの古い計算機を前に思うのである。

 

SUMMIRA 計算機

1950ー60年代

15,2 x 9,2 x 10,8 cm 2,2 kg

計算機

計算機