最近、テレビのシリーズ物にハマってしまっている。
ドラマ「ザ・ソプラノズ」。
大変人気のシリーズだったので、ご存知の方も多いかと思う。
アメリカのイタリアマフィアの話だが、今までのクールで血も涙もない残虐さで。。。とはちょっと違った展開なのが極めて興味深い。
もちろん、気に障れば簡単に銃を抜いて、問題解決をはかってしまうマフィアの体質は変わらず、そんな場面を見ると、うんざりもしてくる。
しかし、マフィアのボスでも健康に問題があったり、家族のいざこざや将来の不安に眠れぬ夜を過ごしたりする。そんなストーリーを追っていくと、誰もが同じような悩みを抱えていることに共感し、思わず笑ったりしてしまうのだ。
それから、実はこれが一番このドラマにハマった原因なのだけれど、主人公のマフィアのボスが私のパートナーに似ているのだ。
姿形もそうなのだが、やることなすこと似すぎている。まるで、彼の双子の兄弟のようだ。
短気で、大爆発を頻発するが、家族思いで心根の優しい部分は、同一人物かと思うほど。
だけれど、なんといっても、信じられない共通項がある。
お腹にアイスクリームのたっぷり入った器を乗せ、ソファにどっぷりと沈み込んで、テレビの歴史チャンネルに熱中するところ、
朝起きてきて、寝ぼけ眼で、冷蔵庫を覗き込んでは食べ物を漁る姿、
レストランで私の注文した食事を何とも思わず、ごく自然に横取りするところ。。。
だから、このマフィアのボスの奥さんの呆れ顔につい自分をかさねてしまう。
あまりにこのテレビシリーズにはまったものだから、ついにもっと気持ち良く、落ち着いてテレビを見れる環境を!となった。
リヴィングの模様替えに熱中する羽目にもなった。
ソファを新調したい、棚を新しく買い揃えたい、カーテンを変えたい。。。とまさに一大事業になってきている。
それもこれも、「ザ・ソプラノズ」のせいだ。
今日紹介するのは、ベークライトのメモ用紙入れ。
50年代の品と思われるが、丁寧な作りが見ているだけでも感じられる。ベークライトの温かみのある深い茶色の質感が美しく、蓋を開けると、ベークライトの濃い茶と示し合わせたようなくすんだ薄緑のメモ用紙が出てくる。ただ、紙質ははっきりと言ってよくはない。
このメモ用紙入れの特筆すべきことは、ストッパー。
紙の量に関係なく、きちんと紙をおさえてくれる。簡単な仕組みで、何気ないところが実に良い。シンプルで主張しすぎないけれど、考え抜かれた仕組みは、まさにドイツ的だと言える。
このテレビドラマで、マフィアのボスの仕事場の机がよく出てくるが、そこにはコンピュータもなければ、ろくな筆記具もない。机はボスの足置きと化していると言っても良い。
この点は、私のパートナーとは似ても似つかぬところだ。私がこのドラマの小道具担当になることができたら、そっとこのメモ用紙入れを机の上に置きたい。
でもきっと、このマフィアのボスは、これを見つけるなり、机の脇にある安物のワイヤー製ゴミ箱にドサッと捨ててしまうのかもしれない。歴史チャンネルは好きでも、マフィアにアンティークはどうにも似合わない。
















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