毎朝、京都三条ラジオカフェを聴く。
このラジオ放送局は、市民が電波を利用し、活用する非営利の放送局らしい。番組を数分から購入したり、自らDJ体験もできるとサイトに紹介があった。番組が組まれていないときは、fillerとなって、音楽が流れる。
このfillerの音楽の選択が良いので、大変気に入っている。
番組はというと、京都の言葉での会話が主となっている。京言葉どころか日本語もままならないパートナーにとっては、イラつくらしいが、京言葉ニュースなどは、なかなか風流で私は好きだ。
50年代から70年代の洋楽が流れてくる。朝のひと時にはぴったり。
実はパートナーは、多くのヨーロッパの人々がそうであるように、音楽が流れると身体が自然に動く。
半パンTシャツ(彼の定番パジャマ)で腰をフリヒリして踊る。
ロックな音楽であれば、エアギターで演奏する。眉間にしわを寄せて頭をふりふり演奏する様がなんと表現して良いか。。。個性的。
ムーディな音楽になると、エア美女を抱きかかえるようにして、にやけてステップを踏む。
もう、お笑い劇場でしかないのだが、これを笑ってはならない。そして無視してもいけない。
洗いすぎてヨレヨレで丈の縮んだTシャツからお腹がのぞき、ゴムの緩んだ半パンが腰からずり落ちそうな姿で、キッチンを所狭しと踊る彼をぜひお見せしたい。
1日が明るくなること、間違い無し!
今日の紹介は、コーヒーミル。50年代のMahlchenと命名された、旅行用、携帯コーヒーミルだ。
この頃の物は、本当にしっかりとした作りになっているのだが、それゆえか、グリップを回すにも、蓋を開けるにも、しっかりとした力がいる。グリップを回しても蓋がガタつくようなことは、全くない。安心感のある作りだ。さらに、写真ではよくわからないのだが、サイドに少し凹みがあって、コーヒーミルをしっかりと手で掴んで固定できるような工夫がある。まぁ、小さな可愛い手の方には、コーヒーミルを片手で掴むのは難しいかもしれないが。。。
実は、蚤の市でこれを買ったのだが、売っている女性はかなりふくよかで、紅いほっぺをした親しみやすそうな人だった。
「このコーヒーミルって、今も使えるの?」私の質問に、もちろん!というふうにミルを回して見せた。いとも簡単にクルクルっとだ。
ベークライト製だし、50年代だし、旅行用だし。。。私のキーワードの幾つかに引っかかるので、即決で買った。
家に帰って、グリップを回そうとしたら、結構力がいるではないか。。。
十数年ドイツにいるので、ドイツ女性の運動能力の高さについては重々承知のつもりだが、こんなところでも発揮されている。ドイツ女性、恐るべし!だ、まったく。。。
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