ついていない日というのは、何をやってもとことんダメだし、世界中の人から見放されてしまったような、そんな境地に陥る。
先日は、まさにそんな日だった。
朝は、ごく普通に始まった。
メールをチェックすると、先日兄に送ったプレゼントが全く気に入ってもらえなかったらしいことを母からのメールで知らされた。
大したプレゼントでもなかったわけだからそれほど気にかける必要もないのだが、兄本人からは何の連絡もなく、母からそれとはなしに聴かされる、というのは気持ちが良くない。
「なに、変なもの送っているんだよ!、ははは!」
と言ってくれれば良かったのだ。ど〜んと落ち込むではないか・・・
気を取り直して、仕事に出かけた。
電話が鳴って、小さな講演の依頼が来た。
私が一番苦手なのは、こうした人前で何かをしなくてはならないことだ。普段はパートナーが喜んでやってくれるが、今回の主催者は私にこだわった。日本人であることが、大事らしい。そのことで、パートナーと言い争う羽目になる。
本来は、講演の依頼など、素晴らしいことなのだろうけれど、どうにも私には荷が重すすぎる。。。でも、結局パートナーとその主催者に押し切られてしまう。
ため息・・・
仕事でぐったり疲れた私は地下鉄で本を開く。これが唯一の楽しみ。15分の乗車期間、本の世界に浸りきる。
ところが、乗車券の抜き打ちコントロールがあった。
ドイツの地下鉄は、改札がない。
チケットを買っていなくても無賃乗車が簡単にできる。しかし、恐いのは、この抜き打ちコントロールなのだ。
私服の検査員が突然乗り込んで、乗車券をチェックしてくる。それがいつなのか、どこからなのかは全くわからない。ちなみにわたしは、半年以上このコントロールに当たっていなかった。
わたしはもちろん乗車券を持っていた。。。はずだった。
しかし、どこを探しても乗車券はでてこない。きっと、コートのポケットから何かの拍子で落ちてしまったにちがいない。
ないものはない。。。。
違反切符を切られることになった。60ユーロ・・・
60ユーロを払うのはまだしも、違反切符を切られる際は、衆目の見る中で行われる。
非難のこもる視線と戦い、検査員の邪険な質問にも丁寧に答えなくてはならない。かなり屈辱的な気分を味わうことになる。
踏んだり蹴ったりの1日だった。
今日は、ベークライトのメジャーを紹介する。
年代としては定かではないが、60年代くらいの品だとおもうが、大変保存状態は良い。
ベークライトの独特の温かみのある色合いと、金文字の対比が美しい。
私は、日曜大工的な仕事くらいなら自分でするが、工具はやはりとても大事だといつも感じる。料理で包丁が切れないほど、イライラするものもないが、工具もまた然りだ。
このメジャーは派手さはないけれど、持ち重りもしてきっちりと仕事をしてくれそう。
どうも石材店、石材工房のメジャーらしく、多くの人に何かの記念で配った物のようだ。昔は、本当にこうしたきっちりとした良い品を宣伝用に配っていた。
良い時代だったのだなぁ、とつくづく感じる。
1日のの長さをメジャーで測ることはできないが、良いことがあった日は、長く伸ばして、散々な日はスルスルっとメジャーを巻き戻すようにもう一度初めからやり直したい。















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