ドイツ人の旅行好きは世界の中でも随一といえるらしい。
おおげさではなく、学校の長期休みが始まると、途端に街に人が少なくなるわ、車の渋滞もなくなる。
みんな旅行に出かけるからだ。
特に夏休み前になると、みんなソワソワしてくる。断っておくが、「ソワソワする」のは学校の子供たちだけではない、大人たちも、もしかしたら子ども以上に興奮している。
そしてバカンスシーズンは、何と言ってもみんな、浮かれまくって旅行の話しかしない。
「どこに旅行に行くの?」あるいは、「どこに行ってきたの?」
せっせと働いて、せっせと長旅をする。これがドイツ流だ。
そういう私もストレスがたまると、
「私たちには、旅行が必要よ!明るい太陽とゆったりとした時間。。。」となる。
どうやら、私も相当にドイツ人に感化されてしまっているらしい。
でもそこで、すぐに旅行の計画を立てるならば、現実味も増すし、期待感も高まる。
しかし、「このホテルいいねぇ〜」なんて言いつつ、PCの前でコーヒーを手に、行った気分になるだけだ。
こういう私たちを見て、いつもパートナーの友人の一人が助け舟を出してくれる。そして、次の日には完璧な旅行プランを携えてやってくる。
この友人、何も人助けのために旅行プランを練ってくれるのではない。食べること、お酒を飲むことに限りないほどの執着を持つが故なのだ。
つまり、大勢で旅行に行くと、たくさんの食べ物を食べることができ、楽しくお酒が飲めるので、私たちを旅行に引っ張り出したいわけだ。
旅行中は、食通の彼について行きさえすれば、その嗅覚で美味しい物を探し当ててくれるし、さりげなく、女性の私にも配慮をしたホテルを選んでくれる。最高の添乗員でもある。
昨年の9月にはタイとラオスに出かけた。
出かけたのは総勢5名。みんな顔見知りなので、そこまで気を使うこともない。私たちは様々な料理を大量に食べ、飲み歩き、笑って、笑い転げて、二週間の時を過ごした。
こうして私たちの休暇は、大成功に終わる。
たまに二人だけで出かけると、計画性がないが故にとんだ失敗珍道中になってしまう。この友人なしでは決してバカンスを過ごせない、と口にはださないが、私もパートナーも互いにそう思っている。
どうやら、その友人はまた私たちをどこかに連れ出したい、と仕組んでいるような気配を最近感じている。
というわけで、二人だけでロマンチックに旅行先でキャンドルを囲み、見つめあってのディナー、なんて私たちには到底ありえない。
今日はマッチケースを紹介したい。普通のマッチは宣伝が入っていたり、絵柄が微妙だったりする。しかし、このケースに入れてしまえば、お客様の前にも出しても恥ずかしくない。
よく考えてみると、マッチそのものを使う機会が少なくなってしまった。いずれ、いったい何に使った物だろう、と首をかしげる日がくるのではないか。
真鍮製で、精巧な作りとは言い難いが、安っぽいマッチを重厚に変身させてくれるのは、魅力的だ。
















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