日本に住んでいた頃は、友人と会う、というと、大抵どこかのレストランで食事をしながら話に花を咲かせることが多かった。レストランだと、どちらかが食事を作ってもてなすということもなし、「招ばれっぱなしだから、次回は、自宅に招待しなくっちゃ!」という心配もない。気軽だ。

しかしここでは、家に招いて一緒に食事をすることの方が多い。それではドイツ人女性はお料理が上手なのかと言えば、それがそうでもないのだ。

 

私はいろんな家に招ばれる機会があるが、大抵は夫が料理をし、妻はのんびりと座ってワインを飲んだり話に興じている。彼がエプロンをしてキッチンで大わらわでも、「手伝ってくれよ!」と妻に文句を言う風もなし、彼女の方も「まぁまぁ、私が手伝わないとダメねぇ。」なんてこともないのである。

ビールがなくなれば、キッチンに取りに行くのも夫、ワインを注いで回るのも夫、汚れたお皿を片付けるのも夫。。。

妻の座って、ここドイツでは案外居心地が良さそうである。

 

ちなみに我が家では、相方が南イタリア出身とあって、昭和のお父さんそのまま。。。つまり、広げた新聞はそのまま、脱いだ洋服はそこここに散らばり、昼食の最中に「今日の夕ご飯は何?」と尋ねる有様。あ〜あ、どうも相手を間違えたらしい。。。

 

小鳥のレモン絞り。小鳥とレモン、どこにも共通点がないようにも思えるが、とにかくかわいい、そしてハンドメイド。飾ってよし、使ってよし、とにかくキッチンに立ち、料理を楽しくしてくれること、まちがいなし!と私はかなり気に入っている。

 

 

レモン絞り(1920年代)

シルバーメッキ

h4,5 x w11,0 x d2,5 cm

小鳥のレモン絞り

とにかく愛らしい一品。

キッチンのいつも見える場所に置きたい。

キッチンのいつも見える場所に置きたい。