私は、根っからの日本人なので、コーヒー、紅茶の類より、熱く濃くいれたほうじ茶を飲むのが一番好きだ。

 

こちらのスーパーマーケットにも一応緑茶、というのは売られているが、日本の煎茶とは一味も二味も違う。

 

ずいぶん前のことだけれど、ある時、知り合いのお母さんから電話をもらった。当時、すでに70歳は超えていらしたが、大変インテリで、しっかりした方だった。

「息子が中国からすごく良いお茶を買ってきてくれたから、お茶をいっしょにいかが」

出かけていくと、素敵な箱に入ったお茶葉を見せてくださった。確かに素晴らしく上質な烏龍茶だった。彼女がお茶の準備をして、さあ、いただこうとしたら、

「あら、お砂糖をいれなさい。その方が絶対に飲みやすいし、落ち着くから。。。」

烏龍茶にお砂糖?

結局、何度も丁重にお断りをして、砂糖なしのとてもおいしい烏龍茶をいただいたが、こちらの方々にとっては、中国茶も日本茶も紅茶と同じお茶、つまりお砂糖を入れたり、レモンを浮かべたりするのだ。

 

ベイクライトの携帯用コーヒーミル。

コーヒーミルは、蚤の市にもネットショップにも、そしてアンティークショップにも必ずたくさんあり、いろんな時代、大きさ、種類をよりどりみどりで見つけることができるが、ベイクライトのこのタイプはなかなかお目にかかれない。こういうのを見つけると、頭に血が上って「わぁ!」と大声を出しそうになる。しして、別に誰かに先を越されて買われてしまうわけでもないのに、売り手の方に「私、これ買います!!!」と主張してしまう。

 

それにしても、携帯用のコーヒーミルとは優雅だ。旅先や出先でコーヒー豆をミルに入れて、時間をかけて挽く。そしておもむろにカバンから携帯用のコーヒー沸かし器を出して、コーヒーを淹れる。おっと、それなら携帯コンロも必要になる。コーヒーカップとソーサーも準備しなくちゃ。。。コーヒーを旅先で楽しむには、かなりの大荷物を覚悟しなくてはならないようだ。

 

山を越え、森の中を歩き、日差しがサッと差し込む開けた場所の切り株に腰を下ろす。足元の苔の柔らかでちょっと湿った感触と、どこかでかさこそと動き回る小動物の気配を感じつつ、ゆっくりと楽しむコーヒーは、多分、極上の味がするに違いない。

Tramp (携帯用コーヒーミル)

1930〜40年代

ベイクライト、金属(鉄)

h140 x w 80 x d 40 mm

シンプルな形と美しいロゴ。いつまでも飽きない形だと思う。

シンプルな形と美しいロゴ。いつまでも飽きない形だと思う。

コーヒー豆をゆっくり挽く時間は、今日することを頭でおさらいする時間。

コーヒー豆をゆっくり挽く時間は、今日することを頭でおさらいする時間。

簡単に分解できる、ということは片付けも楽、ということ。

簡単に分解できる、ということは片付けも楽、ということ。

 

 

 

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