仕事柄、いろいろと開かれるパーティに呼ばれることが多い。

しかし、私はパーティとかでワイワイ言って騒ぐより、ベッドの中で本を読んで大笑いをしたり、ティッシュで鼻かみながら悲しいお話を読んだりする方がず〜っと性に合う。

人様からすると、こんな私は面白みがない、と思うはずだ。

華やかなパーティはそういうのが好きな人が集まればいい。仕事柄顔を出さなくてはいけないのは、結構重荷だ。

華やかなパーティはそういうのが好きな人が集まればいい。仕事柄顔を出さなくてはいけないのは、結構重荷だ。

 

私のパートナーはパーティがあれば、それなりにおしゃべりもするし、お酒を飲んで朗らかにもなる。しかし、基本的に言って、かれもまた、おうち人間なのだ。

 

庭でのんびりするのも大好き。

庭でのんびりするのも大好き。

 

こういう二人が一緒に住んでいるのだから、退屈極まりない生活を送っている。

 

夕食が済めば、テレビの前のソファに陣取り、お気に入りのテレビシリーズか映画を見る。

 

私は何事にも真面目なタイプなので、ソファに座っていても、前のめりでドイツ語字幕を懸命に読みつつ場面を追う。

パートナーは、一つのことに集中できないタイプなので、ソファでだらしなく寝そべって、iPadでいろんなことを検索したり、読みながらの「ながら見」をする。

 

かれは、大事な場面になると決まって、

 

「説明して!誰がどうなったの?」

 

もちろん大事な場面なんだから、こっちはさらに前傾姿勢を強め、集中度を高めている時ではないか!

そんないちいち説明なんかしてられない。

 

「だからさぁ!映画見たいなら、ちゃんと見なよ。」と私はイラつく。

「そうだよね〜。ちゃんと見る!」と言ったその瞬間にタブレットに目を落とす。

 

これをほぼ毎夜のように繰り返す私たち。。。

 

 

旅をするのは、もちろん好きだ。ここは、モナコ。

旅をするのは、もちろん好きだ。ここは、モナコ。

 

そういえば、パリのオペラ座で、とっても素敵な現代バレイを見た。

そういえば、パリのオペラ座で、とっても素敵な現代バレイを見た。

 

私たちは二人でしばしば旅行もする。

 

しかし、旅先でも家とほぼ変わらない。ホテルのバーで夜景を見ながら、ロマンチックに。。。などというのは私たちに限って言えば全くもって似合わない。

最近は、ホテルの部屋だけはちょっと贅沢をするが、それも家と同じように暮らしたいからこそであって、「ゴージャスでロマンチックな夜を過ごしたい」からではない。。。

なんとも、ジジババ臭い私たちなのだ。

 

Lido de Paris 灰皿

 

今日の紹介は、シャンゼリセ通りにある有名なキャバレー「リド」の灰皿。

 

リドは、1946年に開かれ、連日連夜豪華絢爛のショーを繰り広げている。ものすごい長身の美女のトップレスショーは凄まじいほどに絢爛!

貧相な自分の身体と比べると、このお姉様方を同じ人間とは到底思えない。

 

このリドの1940年代のシルクハット型灰皿には、金色でリドのロゴと足を高く上げた美女が描かれている。

ベークライト製のなかなか手に入らない珍しい一品だ。

 

Lido de Paris 灰皿

 

これもパリの蚤の市で発見。

これを見つけたのは、パートナーの友人だ。大金星!

「君たちは、リドって雰囲気じゃまるでないから、まぁこの灰皿を眺めて、行った気分になれば?!」

 

Lido de Paris 灰皿

 

私たちが超退屈人間だと、かれにもバレバレなのか。。。